志木市のいろは遊学館は11月29日、コロナ禍でも自宅で地域活動に興味を持ってもらうきっかけづくりとして、十文字学園女子大学とコラボしたリモートによるファンミーティングを開催した。
これは、2019年から行っているいろは遊学館と同大学がコラボした活動の一環で、若い世代に地域の活動への興味喚起と、大学生自身が企画・実施することで、自主性を伸ばすことも狙いとしている。
この日、同大学教育人文学部の星野祐子准教授のサポートを受けながら、日本語学ゼミの学生有志5人がカパルを大学に招き、十文字のキャラクター・プラスちゃんと一緒にZoomを使った配信に取り組んでいた。
事前に申し込んだ一般参加者12人に向け、「解いて!勝ち取れ!カパルクイズ」、「描いて!射止めろ!愛のカパルイラストコンテスト」、「きいてみよう!カパルとプラスちゃんにしつもんコーナー」という3つのコーナーを学生が用意。クイズでは、「カパルの生きがいは何?」「志木市にあるカッパ像は全部で何体?」などに参加者が答え、全問正解のニックネーム「だてまき」さんが優勝した。
イラストコンテストでは、参加者による投票の結果、「だお」さんが優勝、カパル賞には「だてまき」さんが選ばれた。プラスちゃんとカパルへの質問には、特技やコロナ終息後に一番したいことなどが聞かれ、プラスちゃんの特技というダンスの披露や、「みんなとハグしたい」(カパル)の回答に盛り上がりを見せていた。
主催したいろは遊学館の職員・塚原会理さんはファンミーティングの閉会挨拶で、「学生の皆さんが頑張ってくれました」と讃えた。進行役も務めた学生は、「すべて一から内容を企画したのでたいへんだった」と感想を話してくれた。
カパルは、「十文字のみんな、今日は企画してありカパール」と似顔絵とサイン入りの筆談で答えた。
いろは遊学館では、12月と来年2月に他のテーマのコラボ事業も計画しているという。
取材/ニュータイムス 岩下〝ジモアイ”りゅう