志木市消防出初式が寒空の1月12日、旧志木市役所駐車場で開催され、志木市消防団(市之瀬初男団長)の6つの分団員、16の自警消防隊、消防署関係者ら約300人が参加。人員服装規律や機械器具の点検や、ポンプ操法の披露などが行われた。
小型動力ポンプ操法では、城自警消防隊(指揮者・老沼康弘さん)と宗岡4区自警消防隊(指揮者・西川和男さん)により行われ、放水を的に当てる演技が披露された。
消防団によるポンプ車操法は、第1分団の山﨑徳生副分団長が指揮者を務め、4人の団員とともに2本のホースから放水すると拍手が響いた。
消防団によるポンプ車操法は、第1分団の山﨑徳生副分団長が指揮者を務め、4人の団員とともに2本のホースから放水すると拍手が響いた。
この日、地震による建物倒壊と火災発生を想定した訓練では、ハシゴ車による旧庁舎へ消化活動や庁舎に取り残された被災者を救出する訓練も行われ、志木消防署・消防団・自警消防隊の連携の成果が見られた。
点検官を努めた香川武文志木市長は年頭訓示で、「昨年10月の台風19号では、新河岸川・柳瀬川に加え荒川の水位が上昇したため、柏町1・2・6丁目および宗岡全域に避難指示を発令。避難所を23カ所開設し、総避難者数は2,877人、家屋の浸水被害は床上9棟 床下162棟、計171棟となった。消防団員の皆さまが最前線で市民のために活動していただき感謝。今年も安心で安全な街づくりの実現に向けて、災害IP電話の導入や土のうBOXの増設など防災施策の充実に全力をつくしていく」と力を込めていた。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆