志木市の各種ボランティア団体・サークル・志木小学校・同PTA・いろは遊学館などからなるいろはふれあい祭り運営委員会は10月12日・13日、学舎融合施設・いろは遊学館と市民会館パルシティで第16回いろはふれあい祭りを開催。
これは、遊ぶ・学ぶ・集うをテーマに地域の各種団体・サークルとのふれあいを推進するもので、しきっこミュージックフェア(志木小体育館で12日)、作品展示、スーパーボールづくりなどの体験コーナー、作品展示、志木フォークダンス連盟などの発表、十文字学園女子大学や慶応義塾志木高等学校による演奏、模擬店など多彩なイベントに多くの親子などが楽しんでいた。
香川武文志木市長・柚木博教育長・坂口栄二志木小学校校長が、いろは遊学館内のおはなしの部屋で絵本の読み聞かせも行った。『ゴリララくんのちしょうさん』(きむらよしお作)を読んだ香川市長は、「うまくできた!」と日頃の家庭での成果をのぞかせていた。
「地域の支えあいを広げるフォーラム」も13日、同館ホールや市民会館パルシティで行われ、(公財)さわやか福祉財団会長の堀田力氏による「広めよう!地域の支えあい」の講演、地域の活動紹介が発表された。堀田氏は、新地域支援構想会議の呼びかけ団長で、全国各地へ地域の支えあいづくりを推進中。この日堀田氏は、山形県川西町で全戸が会員となって持続可能な地域づくりに取り組むNPO法人きらりよしじまの事例などを紹介した上で、「埼玉県はがんばっている市町村が多い。熱い気持ちをもった人が多くレベルが高い。志木市もリードしてくれる心の熱い人が多いので、みんなで力を合わせて地域支えあいのモデルとなってほしい」とエールを送った。
フォーラムでは「ぼく・わたしの未来デザインコンテスト」の発表・表彰式も行われ、以下の児童が表彰された。講師講評を務めた堀田氏は、「子育ての仕方が子どもの心に表れ、絵にも表現されている。子育てには2つの方向があって、⓵自分で勉学などに励み、がんばる子ども。競争に強いが他者を助けない。⓶テストの点数よりいろいろな人とつきあい、助けあう温かい心を持つ子ども」と紹介。受賞作品には助けあいの純粋な気持ちが表れていると評していた。
いろはふれあい祭りは10月14日まで。
市長賞=木村太陽さん(志木第二小6年)
社協会長賞=川村ひよりさん(宗岡第四小4年)
さわやか福祉財団賞=大石暖之助さん(志木第二小5年)
志木ロータリークラブ賞=大石泰之助さん(志木第二小1年)
主催者賞=大井川明翔さん(宗岡小1年)
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆