地元でホタルの感動を伝えたいと「富士下でホタルの里づくりの会」(鈴木潔会長)は6月17日、志木市本町2丁目の田子山富士塚裏側の池でホタル観賞会を開催し、親子など多くの人が来場。この日、200匹のゲンジホタルが放たれて静かな光が池の周辺に現れると「わーきれい」という声が上がっていた。
同会は、志木市の市場町内会などの有志が中心となって平成24年に発足。6年ほどかけてホタルについての調査や、餌となるカワニナやタニシ、ホタルの幼虫の放流などを行ってきた。
鈴木会長は、「いろは親水公園が出来て、桜が咲いて、あじさいロードがあり、さらにホタルが飛ぶと商業振興や観光にもつながると会では一生懸命やっているので、お子様にもホタルが飛ぶ姿を見せて楽しんでほしい」と挨拶した。
池のほとりのあずま屋でテントのように設けられた囲いに入ると、子どもたちの服にホタルがついて間近に見ることが出来た。
観賞した穂坂泰衆議院議員は、「ホタルを見たのは2回目だが、地元で初めて見ることができ幻想的だった」と郷土愛の醸成に期待を寄せていた。
会によると、このホタルは同地で1週間ほど見ることができるという。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆