成人の日の1月8日、志木市では772人(男406人、女366人)が新成人をむかえ、市民会館大ホールで成人式が行われた。参加者数は507人で、色鮮やかな晴れ着姿の新成人が会場にあふれた。出席率は昨年より約3%増の65.7%だった(昨年度62.4%)。
志木市成人式は、推薦や公募で選ばれた新成人5人の実行委員会(浅井祐介実行委員長)が企画・運営し、「道~20歳までの軌跡 新たなスタートラインに立つとき~」をテーマに、地元の小・中学校時代のスライドショーが流れた。
来賓の香川武文市長は、20年前には志木市の新成人が980人いたことから、「今の日本は人口減少という重大な危機に瀕している。この20年間で新成人が約200人減少。この傾向は今後も続いている。65歳以上の人口について20年前は6200人程度だったが、現在は3倍の約1万8千人となっている。若者たちが人生の先輩方をサポートし、支えていくというたいへん時代が今だと理解してほしい。働き手も現象し経済が縮小化。この激動な時代をしっかりと生き抜き、また再び日本の再建のためにがんばらなければならない。私もがんばっていきます。行動し知恵を出し、そして汗をかきながら、皆さんの子どもたちが元気で暮らせる地域社会のために、持続可能な日本のためにともに力を合わせていきたい」とエールを送った。
小5の時に志木市に引っ越してきたという浅井実行委員長は、「参加者の皆さんがいたからこそ、良い成人式が出来た。テーマが『道』ということで、今までの思い出を振り返り、新たな道にするための良い契機になったのかなと思う。将来、日本や世界のどこかで皆さんはいろいろな分野で活躍しいると思われ、再会したときに僕も私も志木市出身だと誇りに思っているということを目標にしたい」とエンディングで挨拶した。
昨年度は9人の恩師が来場したが、今年は以下のとおり小中学校時代の恩師23人が駆けつけた。「成長した姿を見れ、教員として最高の瞬間」、「日本を支えていく世代」など祝いの言葉を新成人へ伝えていた。
この日、くじンゴというビンゴとくじ、クイズなども織り混ぜたアトラクションが行われ、ユニバーサルスタジオやディズニーランドのペアチケットが当たると会場から歓声があふれた。
昨年9月から約4か月にわたり皆が楽しめるような式にしたいと委員会を重ねてきた実行委員。「イラスト、スライドョーが得意な人、皆で支え合いがあってできた。これからもいろいろな方向に進むわけだが、世界のどこかで支えることができる人になりたい」と浅井実行委員長は取材に対しコメントしてくれた。
【来賓の小学時代恩師】
小畑 雅子先生
山崎 豊先生
八代 顕子先生
渡部 祐輝先生
今野 佳子先生
木村 美香先生
高橋 俊浩先生
【来賓の中学時代恩師】
小林 和樹先生
西牧 環先生
水谷 千秋先生
柳井 幸二先生
井上 佳代先生
東海林 加奈先生
内田 桃恵先生
ルース・ラモス・ボンザ先生
高橋 桂一先生
東村 祐二先生
狩野 俊太先生
富沢 育成先生
北村 晶先生
都築 克宏先生
板橋 佳子先生
矢島 啓子先生
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆