富士見市・ふじみ野市・三芳町全域と志木市・所沢の一部で聴取できるコミュニティFM「発するFM」(上杉真由美代表)が7月1日に開局。その開局セレモニーが7月18日、三芳町藤久保のきずなステーションで行われ、112人が参加した。
発するFMは、地域の安心安全のためのコミュニティFMラジオ局として、周波数の取得のため約5年ががりで総務省へ申請の手続きをしてきたところ、昨年12月に周波数84.0MHzを取得できたという。出力は通常10wで災害時には20wとなる。
あなたの地域のラジオ局として、災害・防犯情報から暮らしに役立つ情報を地域へお届けし、住民も参加、発信することができるFMだ。
同局を運営するNPO法人安心安全ネットワークきずなの上杉代表理事は、「埼玉県下7番目となるコミュニティラジオ局を東入間地域に開局できた。ここに至るまでにたくさんの々の力添えを頂いた。発するFMは、JCBA日本コュニティ放送協会に加盟し、全国のFM局から助言を頂いた。『運営が厳しい局が多いが、コミュニティラジオはラジオであってラジオではなく、それぞれの地域に根ざした地域のツールであり、限りなく可能性を秘めたすばらしい情報ツールだ。街づくりにもつなげることができる』という同協会会長の言葉に改めて自信をもらい、さらに精一杯活動していこうと決めた。地域の皆さまに1日も早く、必要とされるラジオ局をめざすことを誓います」と抱負を述べた。
上杉代表は取材に対し、「12年前よりコミュニティFMの構想を考え、5年がかりで申請手続きをしてきた。行政への取り組みやコミュニティーづくり活動などの実績が必要だったので苦労した」と話してくれた。
この日、星野光弘富士見市長、高畑博ふじみ野市長、 武澤安彦三芳町副町長をはじめ、衆議院議員、県議会議員ら多数の来賓が参加し、期待を寄せていた。ギニア日本交流協会顧問でタレントのオスマン・サンコンさんも駆けつけ、「発するFMに毎日出たいと思っています!」と述べ、会場を沸かせていた。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆