田子山富士保存会(清水良介会長)は、7月1日の田子山富士山開きの行事で、新カッパ
像=写真=のお披露目を行う。このカッパ像は、志木市内の石工・内田榮信さんの作品で
志木駅東口前のカッパ像の家族をはじめ、二十数体が内田さんによるものだ。「いつか
田子山富士に登ってみたい」と登拝者の安全をつぶらな瞳で見守るように佇む新カッパ像
は、市内で24体目の設置となるという。カッパの名前は公募で決める予定。
1日の山開きで保存会は、平成26年度から進めてきた田子山富士塚(県指定文化財)の
修復完了を祝い、修築記念碑の序幕式も行う予定だ。記念碑には修復を支援しようと1万円以上の寄付をした337人の氏名が刻まれている。
さらに志木産米粉や野菜を使った「田子山富士うどん」が新名物として志木物産展とと
もに出店される。市商工会が昨年より企画してきた新うどんで、富士山を連想させる厚揚げ
や、祭神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をイメージしたピンク色の
米粉揚げがもっちりとした米粉うどんを引き立てている。また、常設のうどん店として志
木市本町3丁目のかっぱふれあい館で7月3日、オープンする予定だ。
山開き当日は、田子山グッズやガイドブックをはじめ各種出店もあるので、富士塚への登
山(一般は午前11時30分から)のとともに楽める。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆