任期満了に伴う志木市長選挙が11日、投開票され、現職で無所属の香川武文氏(44)=連合、志木市商工会、県商工会推薦)が再選を果たした。投票率は、4年前の42.75%から9.3ポイント下がり33.45%。当日の有権者数は6万902人(男3万172人、女3万730人)。
香川氏は選挙事務所へ集まった支援者へ感謝を述べた上で、「得票数を見て身が引き締まる思いです。引き続いて多くの皆さま方の期待を背に負いながらチーム志木市役所一丸となって、市民力とともに持続可能なまちづくりに向けて2期目を、皆さんとともに志木市を牽引していきたい」と挨拶した。豊田真由子衆議院議員、鈴木正人県議らも駆けつけた。
香川氏は「相手がなかなか見えない選挙戦だったが、後援会・応援団の皆さんが一生懸命がんばってくれた。選挙戦を通じて、これからの4年間に向けて私の政策等をしっかり訴えることができた」と選挙戦を振り返った。
新庁舎については、「新庁舎が争点になったかどうかは分からないが、これまでありとあらゆる可能性を排除することなく議論してきたので、それに基づき粛々と建設に向けて進めていきたい」と話した。「これから少子化が進むなど大きなうねりについてしっかりと考える形で、将来ビジョンを見据えて、健康づくり、子育て世代の定住促進、暮らしやすさの向上、志木市の魅力発信の4つの柱を基本としながら持続可能なまちづくりをしっかりと展開していきたい」と香川氏は抱負を語った。
力及ばなかった無所属新人の曽根守氏(52)は取材に対し、「初めての選挙で市内を歩いてまわり、直接会話ができ生の声を聞くことができたので楽しかった。今後、いただいた意見を何らかの形で行政に伝え、生かしていきたい。この先、政治家を目指すかどうかはまだ考えていない」とコメントした。
志木市長選挙の開票結果
◎当選 香川 武文(無現②) 16,600
曽根 守(無新) 3,366
※6月11日22時02分選管確定、無効348票、持ち帰り0、投票率=33.45%
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆