成人の日の1月9日、志木市では716人(男350人、女366人)が新成人をむかえ、
市民会館大ホールで成人式が行われた。市内の新成人数は、昨年の684人から32人増。
この日、色鮮やかな晴れ着姿の新成人が会場にあふれ、参加者数は465人。出席率は
62.4%だった(昨年は67.8%)。
志木市成人式は、推薦や公募で選ばれた新成人7人の実行委員会(渡久山茉帆実行委員長)が企画・運営し、「まだあったことのない未来を、探している。20歳の僕は。」をテーマに、地元の小・中学校時代のスライドショーが流れた。それぞれの学校で思い出がつまったスライドの最後には、「時空を超えてあの頃の自分に戻れたでしょうか?」、「あの時の夢に今の自分は近づけていますか?」などと問いかけられた。
来賓の香川武文市長は、約25年前に新成人となって志木市成人式に参加し、最年少(埼玉県内)の市長になったことを紹介した上で「志木市にしっかり住んで、志木市を愛し続けてほしい。これからは他者のせいではなく自分の判断で挑戦し、自由と責任を謳歌してほしい。挑戦することが原動力」とエールを送った。
市立小・中学校の恩師9人も駆けつけ、八巻公紀先生(当時、志木小学校)はドラえもん人形を手にしながら、「自分の力で夢をかなえてください」とはなむけの言葉を述べた。
渡久山実行委員長は、「私たちは夢と未来をつなぐ役割を持っている。今日、大人としての人生が始まる」とを力を込めて挨拶。昨年9月から約4か月にわたり企画・立案を行い、「週1回のペースで委員会を重ねてきた。なかなか集まれない苦労もあったが、当日は最高の成人式になった」と取材に対しコメント。実行委員会メンバーと喜びを分かち合っていた。
会場ロビーには小・中学生時代の教諭24人からのメッセージと上田県知事から祝辞も展示された。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆