お腹のオヘソは胎児のときにお母さんとつながって、生まれるまでの栄養分をもらっていた名残り。母親という一個体と完全に一体となって、およそ十月十日の期間、別の個体となる準備をしています。
お母さんのオヘソもおばあちゃんとつながっていたはず。
おばあちゃんのオヘソも、そのまたおばあちゃんのオヘソも・・・・・
はるか昔からつながってきた臍の緒が、今こうして自分まで辿り着いている。
その行程は決して平穏なものばかりではないはず。
飢饉、災害、戦争などなど幾多の危機を乗り越えてきたご先祖がいてこそ今の自分がいるんだなあ。