志木市の市場町内会などの有志が中心となって活動する「ホタルの里づくりの会」(鈴木潔会長)は、地元でホタルの感動を伝えたいと6月23日夜、志木市本町2丁目の田子山富士塚裏側の池でホタル観賞会を開催。5月からホタルのエサとなるタニシとりや、ホタル幼虫の放流などを重ね、昨年に引き続き実現したこの観賞会に、親子連れなどど多くの人が集まった。放たれた300匹のヘイケボタルの静かな光が池の周辺に現れると「見えた見えた」と声が上がっていた。
鈴木会長によると、「平成24年5月の幼虫放流から始まり7年間、今年はゲンジボタルの卵の孵化が昨年の猛暑で壊滅的だった。今回、ヘイケボタルが飛ぶ成果を見ながら、今後の志木市の親水公園事業の一環と観光資源・商店会振興の一助になれば」と意欲的だ。同会によると、このホタルは6月29日頃まで見ることができるという。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆