「永遠の0」という映画みられた方いらっしゃいますか?

印象に残るシーン。

ゼロ戦パイロットであり、特攻を志願して死んだ自分の爺ちゃん(岡田准一)について調べている孫。何人かの元同僚に、爺さんは「臆病もんだった」と教えられる。卑怯者呼ばわりされ蔑まれる存在だったとまで言われ、孫は落ち込む。

その後、末期ガンで入院している同僚だった戦友(橋爪功)のところに話を聞きに来た。

実は爺さんは凄腕のパイロットであり、非常に勇敢で尊敬できる人だったと教えられる。

話し終えたこの戦友が「宣告された死期を過ぎている理由がこれだった」とつぶやくシーン。

 

尊敬する戦友について、誤った人物像を子孫に認識されたままではと思い「伝えなければ死ねない」ということだと思うんです。

 

下の世代に伝えなければ無くなっていく記憶。

下の世代もなかなか興味を持てないから聴かない家族の史実。

わたしの娘が生まれる数か月前に父親(娘の祖父)が死に、この2人が会うことができなかったことが、家族史作りを試みた理由の一つでした。

7本の表紙

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太田出版