志木市商工会は1月19日、新春講演会と新年賀詞交歓会を志木市民会館パルシティで開催。講演会では、志木市出身のお笑いタレント・ヤセ騎士さんが「お笑いダイエット&健康講座」をテーマに熱演した。

講演するヤセ騎士さん
講演するヤセ騎士さん

ヤセさんは「デブ」のことを「デヴ」と呼び、基礎代謝が高い冬のほうが夏よりも痩せやすいことを説いた。太りにくい食べ順として、①みそ汁、②野菜、③肉、④目玉焼き、⑤ご飯で、食前にみそ汁で体を温めるのがポイントという。長生きする秘訣のひとつとして「よく笑う」ことが大事と、テンポ良いギャグを交えながら会場を沸かせていた。

 

 

 

賀詞交歓会では約150人が参加し、香川武文市長、西川和男議長、鈴木正人県議、穂坂泰衆議院議員らの来賓も多数。

清水商工会長
清水商工会長

清水会長は、恒例の賀詞交歓会開催への感謝を述べた上で、「昨年は4月の親水公園まつり、夏祭り、12月の市民まつりと商工会事業を無事に終了できた。景気がいくらか良くなって来たといわれるが、商工会を取り巻く環境はまだまだはっきりしない。本年こそは乗り越えて、皆さんと一緒に頑張っていきたい。ヤセ騎士さんの新春講演でもそうでしたが、今年は大いに笑って『笑う門には福来る』で福を招いていただければ。今年3月31日と4月1日には、コミュニティまつりと親水公園まつりを合わせて『さくらフェスタ』として土日に行う予定だ。志木を盛り上げ、観光的なものをぜひ頑張っていきたい」と意欲を述べた。

 

香川市長
香川市長

来賓の香川市長は挨拶で、「昨年を振り返ると、山梨県の富士吉田市と観光文化の交流協定を結ぶことができた。新しい市民同士の交流もスタート。全国に先駆けて成年後見の利用促進に関わる条例を制定した。さらには市役所庁舎の建設に向けて基本設計とコマを進めることが出来た。親水公園を盛り上げるために和舟を購入し『いろは丸』と命名、進水式を執り行った。今年の3月開催のさくらフェスタでは船上から春の景色を皆さまに楽しんでいただこうと期待をしている。志木市の健康寿命のばしマッスルプロジェクトでは、昨年は厚生労働大臣、埼玉県などから表彰をいただき、安倍首相を中心とする日本経済財政諮問会議でもこの取り組みが紹介されしっかりと評価された。平成30年度の予算編成をしているが厳しい状況だ。10年先をしっかりと見据えていかなければいけない。今年の志木市成人式で772名の新成人が誕生。20年前は990名以上だったので、20年間で200人の減少。今後もこの傾向が続く。一方、65歳以上の人口は、20年前では6,200人だったが、今では1万8千人を超えている現状だ。全国約1,800の自治体の中で、2025年問題で75歳人口が38番目に増え、加速度的に長寿化が進んでいく。生産年齢が減って経済活動も縮小するだろう。大型セダンより軽自動車に変える、新年会が終わった後に、いつもなら居酒

斉藤連合婦人会長による恒例の三本締め
斉藤連合婦人会長による恒例の三本締め

屋、カラオケを歌って、「紅」に行って、締めにはラーメン・餃子を食べる。年をとるとラーメン・餃子はいらなくなるのも経済縮小のひとつだ。したがって、行政の守備範囲をしっかりと見直し、持続可能な志木市に。地元経済の育成のために公共調達、地元発注についても新し

い視点をもって取り組みたい。野村総研の発表によると、今後10年で労働人口の49%が、人工知能、ロボットによって代替が可能という。銀行の窓口、行政職員も代替可能になる。市長職については、「人口知能より香川の知能のほうが良い」とは誰も言ってませんでしたが、バス会社の社長の話では、いよいよバスの無人運転実験をスタートするという。あっという間に10年は過ぎていきます。皆さまとともに10年のうねりをしっかり捉え、ともに地に足をつけてがんばっていきたい」と抱負を大いに語っていた。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆