志木市長選挙の投開票から一夜明けた6月12日、しきアロハ商店会(清水和之会長)の第22期通常総
会が志木市本町の三松で開催され、約30人が参集。来賓は11日に再選を果たした香川武文志木市長、
清水良介商工会長、吉川守商店会連合会長、豊田真由子衆議院議員、鈴木正人県議、地元金融関係など
多数が列席。
県外研修などが示された平成29年度事業計画と、昨年度より24万円ほど減の予算509万円が承認された。「人に優しい、楽しい商店会」を平成29年度の基本方針とした清水商店会長は、香川氏当選への祝辞を述べた上で、東京都の商店街振興組合連合会が実施した調査結果データから、「商店会がなくなってもスーパーなどがあるから困らないとした都民が48%いた。一方で、街の活気がなくなる、さみしい、お年寄りの買い物が困る、人のつながり・交流がなくなると答えた方が87.3%にも上る。大半の方が商店街がなくなると困ると受け止めた。地域の活気、人々の交流、コミュニケーション、地元の結びつき、子どもやお年寄りの安心・安全な街づくりが商店街の役割だ」と想いを語った。「個々のお店の存在、商店会の必要性、存在感など意外と知られていないことを大いにアピールしたい。志木駅前のペデストリアンデッキなどを活用したアートや音楽、物産展のイベントなど賑わいをつくることを目指したい。元気・勇気・陽気を3つの気をキーワードとして楽しい商店会活動を」と清水会長は抱負を述べた。
来賓に駆けつけた香川市長は挨拶で、「2期目をスタートし、皆さんと共に4年間の街づくりができることをうれしく思う。志木駅は乗り換えのない駅では乗降客がトップ。平成32年度を目途に志木駅のホームドア設置、犯罪抑止ための防犯カメラの設置補助については平成30年度を目標としたい。ペデストリアンデッキでの朝市、有名な芸術家を呼んでデッキをキャンパスと見立てながら絵を描いてもらう、さらには舞台と見立ててミュージシャンを呼んでくるなどの取り組みをすることで、志木市に降りてもらい、歩いてもらい、魅力を感じてもらい、将来持続可能なまちづくりから住んでもらうというサイクルをつくっていきたい」と力を込めた。
豊田代議士は、「オリンピック公式スポンサーでなくても使えるビヨンド2020のロゴマークを敷島夏祭り・アロハフェスタでぜひ活用してほしい」と呼びかけた。総会後の懇親会では、香川市長のそっくりさん(某支店長)も登場し盛り上げを見せていた。
取材/ニュータイムス岩下“ジモアイ”隆